招待制のクローズドなのに色んなところから評判が聞こえるDeadlock。
私も招待をもらってからどハマりしております。
で、このゲームの紹介とかルール説明とか、そういうのは大手サイトがやってるんでいいです。やれば分かるし、チュートリアルだってちゃんと実装されてるし。
なので私は、脱初心者講座を書こうと思います。
もちろん自分が初心者じゃない、という偉そうな態度を取るわけではありません。ただ0から色々考えてプレイしたことで、「あーここを意識してプレイしたらいいんだな」「この考え方はやめてこっちの考え方をした方がいいんだな」みたいな部分がたくさん見つかったし、これを知らないでプレイするのと知ってからプレイするのでは楽しさも上達速度も全然違うと思うので、本気で参考になる記事を書いたつもりです。
また、新しく「初心者が覚えるべきテクニック集」というものを作りました。合わせてお読みください、ガチで必修クラスのものを選んでます
前提
ということで、この記事はちょっとプレイしておおまかなルールは知っている、という人向けです。
全くのゼロからプレイする場合はもう数こなして慣れていった方が良いと思います。
あと、謎に「OWとLoLを足したゲーム!」と言われているみたいですが、OW要素はそんなに多くありません。OWと一緒だと思ってひたすらキルを狙いにいくと面白さも分からず負けがち。なのでOWに似ているという話はいったん全部忘れてください。
レーン戦編
まずは序盤、レーン戦編からです。
トルーパーは削ることよりラストヒット
自分も最初ずっとやってたんですが、はじめはとにかくトルーパーを早く倒さねば、とガンガン撃ちがち。
ただそれよりも、ラストヒット(最後の一撃を自分で与えること)を意識した方がソウルをしっかり稼げます。
相手のキャラの方がレーン戦が強く押し込まれるという展開も良くあるんですが、それでもラストヒットとディナイ(相手の浮いたソウルを奪うこと)を意識していると結果的にソウルの稼ぎは勝っている、なんてことが起こります。
ラストヒットとディナイ合戦で戦うには、トルーパー達の体力をある程度把握しながら誰を撃つべきか考えなくてはなりません、なので忙しさは一気に倍増しますが序盤の優位を取るにはその意識を強く持った方が良いかなと思ってます。
相手を撃つのは牽制程度、キルは狙いすぎない
シューター系ゲームからこのゲームに来た人は、相手を撃ちたくなると思います。僕がまさしくそうでした。
ただ、序盤はキルってそんなに美味しくないんですよね。
じゃあなぜマッチアップ相手を撃つかと言えば、ラインを引かせるため、ざっくり言えば牽制です。
レーン戦の目的は二つ、「ソウルの取り合い」「オブジェクト破壊」です。
オブジェクトを破壊させないためには、相手にオブジェクトまで近付かれないようチクチクと牽制する必要があり、体力を半分ぐらい削れたらしばらくは顔を出せないので安全に押し込んでいける、という順番です。
なので無理矢理キルを取るというよりも、トルーパーのラインを押し上げるためぐらいの意識でいいし、そこに集中しすぎてラストヒット取り損ねちゃうと勿体ないと思ってます。
逆に言えばレーン戦でキルされても、リスポーン速いしそんなに痛手ではないので気にせずいきましょう。
オブジェクトを折る意識をどれだけ持てるか
ソウルを稼ぐのと同じぐらいオブジェクトを折ることもめっちゃ大事です。
相手が真ん中で買い物できなくなる、トルーパーの進軍を放置すると更に後ろのオブジェクトにダメージが入るようになる、装備のフレックス欄が空く、などなど良いことづくめ。
なので最初はソウルを意識して動きつつ、相手よりも押し込めそうだと思ったらトルーパーを押し上げるように意識していきましょう。理想はその中で相手にダメージを与えて、引かせている間にオブジェクトをガンガン削ることだと思ってます、理想論ですけどね。
ある程度レーン戦をこなす中で、折れる見込みが出たらソウルを多少犠牲にしてでも折る価値があるとは思っているので、オブジェクト意識を持つことは大事かなと。これは後述しますが、レーン戦に限らず中盤以降も折れそうなオブジェクトを折る、というのはキルより大事だなと痛感する日々です。
リロード癖をなくそう
これも私が他のシューターから入ってきて苦労した部分なんですが、軽率にリロードしない方がいいですこのゲーム。
まずリロードにかかる時間がだいぶ長い。なので、全弾撃ち切らないと単純に火力が下がってしまいます。
それに加えて、適当なタイミングでリロードをしてしまうと、ラストヒットとディナイに対応できなくなってしまいます。
残弾数も頭の片隅に入れながら、出来るだけ逃さないタイミングでリロードをしないとソウルを損してしまうのでリロードはいつするのか、というのを意識してプレイしてみるとレーン戦はだいぶやりやすくなると思います。
買い物を忘れない
レーン戦に集中していると、買い物のタイミングを忘れがちだったりします。ですが序盤のアイテムは買うだけで無購入と大きな差が付くので、忘れずに買いましょう。
一番安いアイテムは500ソウルなので、500溜まったらささっと1個買う、というのをやるだけで買い物をサボった相手には優位に運べると思います。
出来れば最初に何を買うか、おおよそ決めておけるといいですね。
相手がレーン戦優位っぽいならヒール系のアイテムで耐えやすくしたり、逆に押し込めそうなら火力を上げたり。
中盤戦
レーン戦が済み、徐々に誰がどこにいるか分かりません状態になる中盤戦。
ここからの動きが難しい、と始めた当初は思ったので「分かりやすく」「ゲームが楽しくなる」というところに重きを置いて解説していこうと思います。
中立生物、スロットでファームする意味
MOBAといえばファーム、ということでどうやってソウルを稼いでいくかというのがこのゲームの大きなポイントになるわけですが、なんで中立生物を狩って稼がなきゃいかんねん!という疑問が私の中でありました。
結論としては、「安全に稼ぐ手段だから」なのかなと思っています。
トルーパーから得られるソウルは時間が経つにつれて値上がりしていくため、時間効率だけでいえばトルーパーを狩るのが一番良いです。キルされても落とさないしね。
なんだけど、トルーパーで稼ぐのには限界があります。
例えばこのマップを見てください。
このように押せるぜ!稼げるぜ!とどんどん押していくとめっちゃ危険です。相手は間違いなくレーンを押し返しに来るし、立ち位置はマップでバレているので、数的不利の戦闘でキルされがち。
これはBot戦で簡易的に再現したものです。
実際このシーンでは敵が全員見えているので問題ないんですが、こうやって単独で押し込んでいくと数人に囲まれてキルされるリスクは非常に高くなります。
ということは、トルーパーを使ったファームはリスクが伴うし限界があるわけです。
なので、中立生物を安全に狩って低リスクにソウルを稼いでいこう、というのがこのゲームにおけるファームの意義だと思います。
例えばここまで押し込めたら、帰り道に中立生物を狩りながら戻っていけば比較的安全にソウルを稼ぎながら変える事が出来ます。
こんな感じ。
で、どこまで安全なんだい!というとざっくりトルーパーが押し込めているのが持ちエリアです。ジップで早く移動できること、またこのゲームのマップ表示はトルーパーが視認することでキャラアイコンが映るため比較的安全が確保されていることが理由として挙げられます。
先の画像で言えば、全体としてのラインの高さは真ん中付近なので、真ん中より自陣側が安全に狩りやすいエリアと言えるでしょう。
ここら辺の中立生物だったらおそらく安全に狩れるだろう、というところですね。
なので自陣付近の中立は狩ってからレーンを押しにいくとか、買い物で帰るときは中立を狩って帰るとか、ちょっとずつ安全にソウルを稼ぐためにファームを大事にしていきましょう。
ぶっちゃけゲーム途中でキルを取るよりも、ソウルを稼いで強くなることの方が勝利に近付けます。
そして意外と初心者帯では知られてないのですが、10分経過するとスポーンするスロットマシンからのファームは時間効率最強クラスです。
これですね、最大溜め近接攻撃5回あてるだけで350ぐらいのソウルが手に入ります。しかもこの建物には二台あるのでウマウマ。
このスロットはマップ上にマークが表示されているので、エリアが取れている場合は積極的にファームしましょう。
この赤丸で囲んだ洗濯機みたいなマークがそれです。自陣側と敵陣側にそれぞれ2つ湧くので、ある程度押せていれば自陣側のスロットはファーム出来ることが多いと思います。
未保護ソウルについて理解しよう
そんな感じで中立生物やスロットを狩ると、ソウルが手に入るのですが、このソウルはトルーパーなどで稼いだソウルと違って「未保護ソウル」というちょっと特別なものになります。
この未保護ソウル、扱いを覚えていないと非常に厄介です。
腰にぶら下がっているのが未保護ソウルです、実際の数字は左下、ソウルの横に表示されています。
この未保護は1秒ごとに少しずつ減っていくのですが、未保護の状態でキルされるとマップに落ちてしまいます。
つまり稼いだものが無駄になるだけではなく、敵にそのまま渡してしまうので普通にキルされるよりもめっちゃ相手が稼げてしまう、試合の大勢が変わりかねないマズい事態になるのです。
時間経過による減少以外では、買い物でソウルを使うことで減らせます。ただ未保護ソウルは使うのが後回しになるっぽいんですよね。
完璧に買い物で使い切れ!とまでは言いませんが
「未保護ソウルを大量に抱えているときは絶対にデスしない」
というのは徹底した方が良いと思います。買いたいものに合わせて目標金額を決め、達成したらいったん帰って買い物とかだとかなり安全ではあります。ただファームってそこまで決め打ちで動けるものでもないので、未保護ソウルを落とすことの危険性を認識しておくことがまずは大切かなと。
木箱、金像は壊してバフを回収しよう
マップの色んなところにある木箱と金の像?置物?ですが、これらは出来るだけ壊しましょう。
これらの中には、永続バフアイテムが入っていて、これが地味にステータス底上げとして熱いです。
クールダウン短縮はCTの長いULTに効果が高いし、複数取得していくと通常スキルにも影響が出てきます。
ソウルは言わずもがな。
最大体力も生存には欠かせない。
武器ダメージも大事ですよね。特に武器火力ビルドの時は効果絶大です。
逆にスピリットビルドの時は、スピリットの数によってダメージが大きく伸びるのでスピリット拾えると嬉しい。私は使うキャラが比較的スピリット寄りだったりするので余計にこのアイテムが嬉しかったりします。
画像ばっかり並べるのもあれなのでここら辺にしておきますが、他にも弾数や発射速度など永続バフの種類は豊富。なので移動中にこれらを見付けたらしっかり壊して回収していきましょう。パーセントの倍率は後半になるにつれ、影響が大きくなるのでコツコツ育てる気持ちで。
敵味方の位置をなるべく把握しよう
これはDeadlockに限らず、あらゆるゲームで大事なんですが敵味方の位置をなるべくマップで把握しておきましょう。
敵が全部見えていればどこが危険でどこが安全か分かる、逆に敵が見えていない場合は襲われる可能性を考慮して行動できる、など情報がたくさん手に入ります。
あとは壺を誰が運んでるとか、じゃあ護衛しようとか。
このゲームはよっぽどファームで差が付いていない限り、1人で2人以上を返すのは難しいです。野良だと良くあるのが、各地で1vs複数が何度も繰り返され、ちゃんとした集団戦を行う機会もないままボコボコにされる展開。
それを避けるため、どこら辺が危なそうかというラインを見極めるようにしていきましょう。
オブジェクト、ウェーブの意識を忘れずに
このゲームはキルが目的ではありません、最終的にパトロンを破壊するゲームです。なので極論ですが、トルーパーが一生相手のオブジェクトに攻撃できれば勝てるわけです。極論ですけどね。
で、パトロンへ向かって進んでいくために、各種オブジェクト(ガーディアン、ウォーカーなど)を破壊する必要があります。かつ、オブジェクトの破壊はフレックススロットの解放やソウルの取得が出来るため、先に折った方が先に強くなり、そのかげでレーンを押せて次のオブジェクトを・・・と優位をどんどん広げることも出来ます。
なので相手にダメージを与えて引かせ、その間にオブジェクトを叩くというのが基本的な考えになります。逆に言えばオブジェクト関係ない集団戦はそこまで美味しくありません。ましてや集団戦してキルが取れない、となるとソウルも稼げずレーンも押せない時間の浪費になりかねない。
ということで、オブジェクトを折る意識、そしてオブジェクトを折るためにトルーパーのウェーブをしっかり押す意識を持ちましょう。相手がウェーブクリアをサボればオブジェクトは壊れるし、ウェーブをクリアしに行けばその間に違うことが出来たりします。
一カ所でも最後までオブジェクトを怖そう
このようにだんだんオブジェクトを壊して進軍していき、相手の本陣へ侵入していくために、一カ所でも最後までオブジェクトを折りましょう。押し込めているレーンがあれば、人を集めて強引に折っちゃうのも手だと思っています。
一カ所でも最後まで折れば、いよいよシュライン(神殿)を壊しにかかることが出来ます。この突破口を一つでも先に作るのが結構大事。
イメージとしては、
他のレーンをウェーブクリアしてトルーパーを押させる
↓
相手がウェーブの対応に追われている間に別レーンのオブジェクトを折りに行く
↓
相手が対応しに来たら集団戦、味方がいなければ撤退
↓
帰り道に中立をファームして帰宅、買い物して強くなってレーンを押しにいく
というのが超理想の流れとなります。相手に手間を押し付けるためにウェーブを意識する必要があり、オブジェクトを壊すor阻止するために集団戦が起こる、というのが基本形です。
救えない集団戦は見捨てよう
とはいえよっぽど上級者マッチじゃない限り、オブジェクトが全然関係ないところで集団戦が起きがちです。
この集団戦、数的不利で勝てなそうor距離が遠くて間に合わなそうだと思ったら見捨てましょう。
遅れて参戦することによりキルされ、時間とソウルを相手に与えてしまうことになります。だったら安全な場所でファームしている方がよっぽど勝利に近付ける、というのがプレイしてみての感覚です。
終盤戦
このゲーム、終盤戦を上手く乗り切らないとグダグダ試合が長引いた結果逆転される、なんてことが容易に起こります。なので終盤は試合を終わらせる動きを意識しましょう。
デスタイマーの長さを利用して叩きにいく
試合時間が進むにつれ、デスタイマー(リスポーンまでの時間)はどんどん長くなっていきます。つまりキルの価値が高くなる、数的優位の時間がより長く取れるということです。
なので集団戦に勝ったら迷わず本陣を叩きに行きましょう。全部のオブジェクトを一度に破壊するのは無理でも、叩けるときに叩いておかないと有利を活かせないままグダグダすることが良くあります。
相手のリスポーンをよく見て撤退をする
これは直前の内容とちょっと反する部分もあるんですが、調子に乗って相手の敵陣に居続けると相手が続々とリスポーンしてきた結果全滅、なんてことが良くあります。全滅すると長いデスタイマーを利用して相手が押し返してくるので、せっかく作った優位を取り返されてしまうのでそれは避けたい。
このゲームありがたいことに、相手のリスポーンまで何秒か画面上部にしっかりと表示してくれます。
このカウントを観ながら、相手が一斉に帰ってくる前に撤退しましょう。その時にウェーブクリアやファームをして帰れば、優位を更に広げて次の戦いに備えることが出来ます。
観るところが多くて大変ですが、相手のリスポーンは必ずチェックしましょう、特に終盤は必須です。
割ると決めたらみんなで割る
敵陣で集団戦が起こったとき、相手に気を取られすぎてパトロンを全然攻撃できていない、という事態は避けたいです。
なので今は敵に攻撃するのか、今はパトロンを攻撃するのか、というのを考えなくてはなりません。
ここも数的同数か有利か不利かで全然変わるので、上のアイコンを観て判断しましょう。基本的には集団戦で敵に攻撃し、数人キルできたら一気にパトロンを叩き、相手がリスポーンするまでに終わらせる、無理ならリスポーン直前に撤退しデスを防ぐ、という形になると思います。
ただここの判断は経験しないと磨かれない部分もあると思うので、たくさん試合をこなして自分なりに掴んでみるしか無いかもしれません。
これらを抑えると一気に楽しくなる!
長くなりましたが、ここら辺を抑えて理解が進むと一気にゲームが楽しくなると思います。今盤面で何が起きていて、自分はどうすればいいのか。ここの判断が面白いゲームだと思うので、その判断材料に対する理解が進めば進むだけ上達も楽しさも上がっていくはず。
実際私はLoLもDOTAもポケモンユナイトも未経験、MOBA完全童貞でしたが理解が進むにつれどんどん楽しくなってきました。一方でOWに似てるゲーム、という嘘の評判を信じて脳死で撃ち合いだけしていた知り合いは面白くない!!!とぶちぎれてしまったので、よりゲームを楽しむためにも、この記事を是非参考にしてみてほしいなと思います。
あと、今回はゲームの進め方、いわゆるマクロ部分がベースでした。なのでそのうちオススメテクニックやスキルの使い方など、ミクロ部分(プレイ技術的な部分)の脱初心者記事も書けたらなと思っています!!!!!