投資0円でTシャツが販売出来る「SUZURI」の仕組みからコンテンツの販売を考える

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昨日の話。

 

ツイッターで気に入ったイラストを描く方のアカウントを発見し、キャッキャ言いながら絵をずっと見ていた。

「これなんか製品にしてくれたら買うのになあああ」

と心の底から叫んでいたら。

 

 

あった。

 

なんとTシャツがあった。完全受注生産。

 

思考時間0秒、ノンストップで思わずTシャツを買ってしまった。

 

よくよく見てみると

 

・Tシャツ
・パーカー
・スマホケース

 

等々、様々なグッズが展開。

しかも好きな色もサイズも選べる。

しかし作者様のアカウントを見ても、製造業に携わっているとは全く思えない。

いわゆるイラストレーターの方だ。

 

そんな方がこんな至れり尽くせりのメーカー的サービスを・・・

なんだこのサービスは・・・

 

ということで衝撃の出会いをしたのがこのサイト。

 

その名も「SUZURI」

 

サイトの使い方を調べるうちに、最近何となく考えていることと結びついてきたのでそこら辺をなんとなく。

 

 

 

 

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「SUZURI」について

 

特徴

 

このSUZURIってサイトが優れモノで、だれでも出店できちゃう。

イラストさえあればすぐプロダクト化出来ます。

 

以下はサイトに記載されていた説明。

 

画像を1枚アップするだけ

まずは自分で作ったイラストや写真を1枚アップロードしてみよう。
jpgやpngでOK!

自動的に商品ができちゃう

画像をアップすると、あらゆるグッズができちゃいます。
Tシャツやトートバッグ、マグカップなど、充実のラインナップ!

買えるし、売れちゃう

好きな価格で販売できます。
注文を受けてから作成するので在庫を気にする必要もありません。

—–SUZURI公式サイトより

 

登録料も初期投資も何もいらない。

画像が一枚あれば、それだけで出店できちゃう。

ツイッターの新アカウント作るぐらいの気持ちで始められちゃう。

 

いままでだったら土地借りて建物立てて発注して・・・

と莫大な時間とお金がかかっていたわけです。

 

じゃあここが簡略化されることによって何が変わるか、素人目線で挙げていきます。

 

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簡単出店のメリット

 

①気軽に始められる

 

 

とにかくここが一番大きいと思ってます。


これは上記した「労力」の問題もありますが、個人的に注目したいのは

「能力」

というポイントからの目線。

 

いままでであれば素敵なイラストを描ける方がいても、それを製品化することは多くなかった。

絵を描けるだけではTシャツが作れないからです。

 

材質のセレクト、生産元との交渉と、接客しなくてもこれだけのハードルがある。

 

唯一能力がイラストの一点の人が製品化するにはオファーを受けるしかなかった。

でもそんなオファーがポンポン出てくるもんじゃありません。

 

ところがこのSUZURIを使えば能力も資金も労力もかからない。

必要なのは需要だけ。それも小さい需要でいいわけです。

 

一点特化の人が輝くフィールド。

 

これにより「個人がブランド化」という話が最近盛り上がってるわけですな。

そしてこの小さい需要というのがまた大事です。

 

②大人数を相手にしなくていい

 

プロダクトを作るにはたいてい

「最低ロット数」

というものが立ちはだかる。

 

簡単にいうと、○○個から生産できます、というラインだ。

これが割とやっかいなもので、

 

・一部の人に深く刺さるものが作れない
・多くの人に刺さるものはレッドオーシャン
・けど多く売れる見込みがないと作れない

 

と、少数への販売は立ち上げるのも大変なのです。

その点、このサイトに必要なのはイラスト一枚のみ。

売れる見込みがゼロでも、立ち上げることができます。

なんて気軽!なんて気楽!

簡単にいえば、

「自分に有利な戦場で戦える

って感覚かなあと思います。

 

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買い手のメリット

 

 

これはオタク的な思考の人に多いと思いますが、

 

「作者に直接お金を落としたい!」

 

という気持ちを持っている方は多いのではないのでしょうか。

 

しかし、作者が必ずしもプロではないのがこの時代。

趣味で発信してる人への貢献手段は限られています。

投げ銭制度もまだまだ整備が必要です。

かといって製品化するのは上記のハードルが立ちはだかってくる。

 

 

そういった作者様たちが、このようなサイトを使うことで、

 

・好きな物が製品として着れる
・直接作者へ貢献できる

 

という二重の満足があります。

この「支払うことへの満足」というのは、とても大切になってくる部分です。

 

今後のビジネスモデルの多くは、ここに軸足を置いた設計になると私は考えています。

 

 

 

 

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「どこにお金を払うか」という価値

 

 

 

かつて日本には「漫画村」なるサイトがありました。

 

 

漫画村(まんがむら)は、海賊版の漫画ビューアサイト。違法性が指摘されており、2018年4月16日から接続ができなくなっている。

2016年に「登録不要で完全無料な」漫画サイトとして開設された。違法コピーされた書籍をインターネットブラウザ上で誰でも無料で読むことができた。漫画の他に、雑誌、小説、写真集の海賊版を掲載していた。

2017年から口コミで利用者が急激に伸び、2018年1月にはWebサイト分析ツール「SimilarWeb」の調べで月間利用者数が約9892万人、日本国内のサイトランキングではlivedoorなどの大手サイトを超え31位となり、その影響規模の大きさから社会問題として話題になり始めた。

—-Wikipedia

 

かなり話題になりましたが、結局このサイトは違法性ではなく、

「読み手の倫理意識」

という点で物事が運んでいきました。

 

このあたりから明確に、作り手に直接届くものがあるなら利用したい、という層が顕在化したのではと体感では思います。

アニメにしても違法サイトより月額性モデルを、というのが分かりやすいところですかね。

誰が作って権利はどこにあって、という考え方はモノを売るうえで大きく関わってきます。

noteが有料販売できたり、各サイトに投げ銭制度が急激に整備されたり。

 

ゲームでいえば代表的なのはSteamやPS Store。

 

どちらも古いゲームを値下げすることで、中古を買うより公式で買うという選択肢を作りに来てます。

 

今はBorderlands3に向けて2が97%offとかやってます。すげえ!

 

面白いのはYoutube。

芸人や歌手(バンド)が公式チャンネルを続々と設立してますね。

 

要は、もともと違法でアップロードされるなら自分たちで上げて収益にしてしまえ、ということです。

この選択は、「お金を払わない層」にも直接貢献できる形が出来たということです。

 

そういった意味で、より消費側と作り手側は直接的な関係になり、その仕組みを整備する会社が増えたと。

 

あらゆる分野で出来ている流れです。

その分かりやすい例が、「SUZURI」だという流れです。上手く書けてるかしら。

 

生産、通販サイトの整備、原価調整等はすべて請け負うよ!
作者は画像をUPするだけ!
ファンはこのURLから買うだけ!

 

というフィールドを提供するサービスなわけです。

 

この流れによって今後オタクはどんどん居心地よく、楽しい未来になっていくと私は信じてます。

 

・ニッチな作品、製品が作られやすくなる
・副業、趣味の延長でも勝負できる
・作者そのものがブランドになり、多方面へ展開できる
・お金を払う相手が見えているため、払うことそのものが楽しい

 

売り手も幸せ、買い手も幸せ。

 

そんな世界をより推進するためにも、みんなはどんどん好きな作者を応援しような。

 

あとせっかくならレンタルより月額制で見ような。

 

ということで、明確なモデルを置いておきます。

 

ここから登録してくれたらうれしくて泣きます。

 

だいたい初月無料なので、投げ銭代わりによかったらおなしゃす!!


 

 

 

今後はこういう話もなるべく噛み砕きながら書いていきたいねえ・・・

 

って思って落合陽一さんの話を書いたけど、全然ビューが伸びない!!

 

ということで、合わせてこちらもどうぞ。

僕が落合陽一にハマった理由と見習えそうな点を書いてみる

 

ビジネス分野は知るだけで面白いので趣味として勉強してるので個人的備忘録でもあるんだけどね。

誰かのお役に立ったら幸いです。

 

 

 

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