皆様は昔のゲーム、好きだろうか。
筆者はわりと好きです。うん。
そんなに精力的にやってるわけでは無いんだけど、それは単純に時間が無いからであって(本業、副業、その他多くの趣味に時間を取られている)本当は色々手を出したい。
その中でもプレイしてみて面白かったのがメタルスラッグ。
こちらの記事は我ながら自信のある記事だ。
伸びてないけど書いてて楽しかったし、今読んでも好き。
こちらのゲームは1996年の作品なのだが、
「PlayStation Store」からダウンロード購入でプレイした。
昔のゲームがダウンロード購入でプレイ出来るのは非常にありがたい。
他にもインディーズゲームがダウンロード限定で販売されていたりもする。
膨大な数のレトロゲームがリリースされており、これらは「ゲームアーカイブス」として展開されている。
2020年9月12日現在で、911作品が名を連ねているという規模だ。
また同様のサービスは任天堂も展開している。
現在でも利用できる「バーチャルコンソール」ではやはり多くのタイトルが配信されている。なお数に関しては3DS、Wii、WiiUそれぞれにばらつきがあるため正確な合計が算出できなかった。
またSwitchではバーチャルコンソールの配信をしていない代わりに、
「ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online」
という有料のオンラインサービスを展開している。
Nintendo Switch Onlineに加入することで、過去の作品がプレイできるというサブスクモデルだ。
料金も月額300円と非常に安価であり、遊びやすい。
だがこれらのサービスはなかなか活用されていない。
また、PCゲーム販売の最大手、Steamにも名作は沢山有るのだが、どうも埋もれてしまう。
その原因の一つにアフィリエイトに参入していないというものがあるのでは、と筆者は考えた。
そこで今回はアフィリエイトを取り入れたらどうなるか、筆者の独自の推論をしてみたい。
なぜ大手サイトはアプリゲームを取り扱うか
そもそもこの発想に至ったのは、ゲーマー日日新聞の運営者、Jiniさんのツイートがきっかけだ。
https://twitter.com/J1N1_R/status/1303494913150001153
そもそもゲームレビューサイトというのは非常に下火だ。
これだけブログで稼げる!といわれる時代において下火になってしまうのはそれだけの理由がある。
簡単に言ってしまえば、稼げないのだ。
ブログの稼ぎ方は大まかに分ければ2種類。
案件を紹介し、成立する度に報酬がもらえるアフィリエイト。
広告を表示し、PVやクリックに応じて広告料が支払われるアドセンス。
本当は意味合いが違ったりするのだが、大まかにこんな捉え方をして欲しい。
さて大手サイトはなぜこぞってアプリゲームの不可解なベタ褒めレビューをし、延々と攻略データを載せているのか。
それは、稼げるからだ。
アプリゲームは1回インストールされる毎に300円、というような高めの単価で報酬が用意されていることが多い。
だから大手はこぞって取り上げ、褒め、成果を出そうとする。稼げる題材を徹底的に、というスタンス。
そこにゲームに対する熱意というものはそうそう無い。
もちろんビジネスなのだから、結果が出る以上は取り組むだろう。
だがゲーム文化としてそれはどうなのだろうか。
せっかく過去の名作がリーズナブルにプレイでき、Steamというゲームの海に溺れることが出来るような環境が整った素晴らしい時代なのに埋もれてしまって良いのか。
ゲームのダウンロードは盛り上がるべき
筆者は何度か言及しているが、ゲームカタログwikiの愛読者だ。
だから生まれる前に発売されたようなゲームも、プレイしたことは無くても知識として知っていたりはする。
だがそれはあくまでも文章を読んだだけに過ぎず、自分でプレイしていないわけで。
本当の意味でこのゲームを知っている、とは言えないだろう。
そんな過去のゲームをプレイしたい、と思ったときに自宅ですぐにダウンロード出来る、これは凄いことだと思うのだ。
もっと普及しても良いだろう。ゲーム界の偉大なる財産を活かすべきだ。
そしてゲーム会社側からしても、メリットが大きいはずなのだ。
もちろんPS4やSwitchといった最新機種で動かすための作業、再開発のようなものは必要だ。
だがそれでも今までのシリーズが安価で展開されている以上、そこまでコストは掛かってないものだと思う。
過去に開発した財産を活かすのであれば、ラインナップの数と元のソフトの知名度は素晴らしいのだから後はサービス自体の知名度だけだ。
このサービスがもっと広まれば、日本のゲーム文化の再発展に繋がるだろうし、失われつつあるパッケージ型ゲーム(ソシャゲでは無い買い切り型)の人気も再び火が付く可能性がある。
レトロゲームの人気に若年層が気付けばアプリとしての展開も増えるかも知れない。
現在はドラクエやパックマンなどリリースされているが、もっと増えても良いと思う。
ただガチャを引くのがゲームでは無い。
そう思うからこそ、既存のコンテンツを利用したサービスは素晴らしいと思う。
だからこそ、是非アフィリエイトとして展開して欲しい。
それはSteamとて同じだ。
せっかくインディーズのくだらないゲームからなにからごった煮になっている自由なプラットフォームなのに、スポットライトが当たるのは一部のゲームだけ。
かといってプレイヤー全員が面白いゲームを自力で発掘するのは労力が高すぎるだろう。
報酬があることで話題になる
筆者は収益を第一としてブログを運営していないが、それでもアフィリエイトはチェックしている。
もし自分が紹介したい素晴らしいものが、紹介することで自身も報酬をもらえるのであれば幸せだからだ。
だがどう探しても、これらのゲームにはそんな仕組みがなかった。
任天堂のバーチャルコンソールはAmazonから紹介できるようだが、プレステ系は全くない。
正直に言えば、この姿勢を変えてほしい。
稼がせてくれ、という気持ちよりも
「なんとかしてこのゲーム達を知ってほしい!」
という熱意を全く感じられない。
極端な話、SONYが直接そんなキャンペーンをしてもいいと思うんだ。
ゲーム一本売れたら5%報酬あげるよ!みたいな。
そもそもダウンロード販売なのだから、物的コストはゼロ、売れれば売れるだけ儲かるのでは?と思ってしまう。
それであれば、5%程度払っても売れ行きが伸びるほうがいいだろう。
そういった取り組みをしない、その姿勢が少し残念だなあと思ってしまうのだ。
そして大手サイトのアプリゲームごり押しと適当な攻略情報に押しつぶされた個人ゲーマーブログの希望にもなるはずだ。
こういったゲームは攻略情報なぞ必要ない。
何が面白いのか、どんなやりがいがあるのか。
どんな愛情をそのゲームに感じたのか。
そういった大手には書けない記事でゲームを紹介する。
その結果として報酬を得る可能性があれば、またゲームレビューに熱意を燃やす人が増えるかもしれない。
そうやって紹介する側が増えればきっと、少しずつ知ってくれる人も増えるはずだ。
じわじわと人気と評判が広がれば、過去のゲームの再評価も進み、インディーズゲームも続々と発掘され、結果的に失われつつある
「一本のゲームを買って、クリアする。そしてその良さを語らう」
という楽しみ方、ゲーム文化が再び広まる。
そうなれば、結果的に得するのはSONY、Steam、あなたたちだ。
もっと紹介するモチベーションを
今現在、ゲーム会社からアフィリエイトのような形で直接報酬を得ているゲームブログはそう多くないうえにほとんどがアプリなはずだ。
コンシューマゲームをレビューする人の大半は、無償の情熱だけで書いている。
Steamのおすすめゲーム集なんかはまさにそう。
そのページから興味を持ち購入されたとしても、執筆者には何のメリットもない。
それを分かった上でなお、熱意を持って書き続けている。
だがそれは一部の特異な人だ。
金が正義とは思わないが、報酬を少しでも用意することでゲーム文化が広がるのであれば是非取り組んで欲しいと思う。
というより、面白さを正直に書いている人にはそういった形で報われてもいいじゃないか、と思うのだ。
だからSONYさん、Steamさん。
是非紹介報酬を検討してください。
おねげえしますだ。