ネタバレ感想【トップガン マーヴェリック】大号泣!感動のバディ物語だと力説したい!

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観てきました観てきました。

「トップガン マーヴェリック」です。

 

 

前作からなんと36年!36年前ってオレ生まれてないんだぜ。

前日に、前作「トップガン」を観て予習してからIMAXで観てきた、最高だった。

今言えるのは最高だったと言うことだけです。

 

ということでこの映画の感想を書こうと思うぜ。ネタバレ全開だから気を付けてくれよな!

 

 

 

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映画概要

 

情報

「トップガン マーヴェリック」

公開日 2022年5月27日

主演 トム・クルーズ
監督 ジョセフ・コシンスキー

前作「トップガン」からは36年の時を経て、ついに続編が公開。

前作オープニングで流れる「Danger zone」は誰しも聞いたことがあるだろう。

前作の公開時、海軍志願者が大幅に増加するなど社会にも大きな影響を与え、またクルーズのキャリアとしてもアクション俳優としての印象を植え付けることとなった節目の一作であった。

あれから36年、リアルタイムにトップガンを観た人にとってはどれだけ待ち望んだことだろうか。

 

注目ポイント

 

・ほぼ実際の映像。戦闘機飛ばしたり爆破したり。気合い十分IMAX。
・前作を観てる人がにやりとしちゃうポイント多数。
・前作未視聴でも大体の事情は分かるしめっちゃ面白いから観てくれ。

 

ということで、基本的に作りとしては前作を観ている前提になっています。

けどたぶん、未視聴でもなんとかなります。事情は観てれば分かるぜ!って感じ。

 

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オレ流の簡単なあらすじ

 

エリートパイロットが集まり空中戦の技術を学ぶ場所、そこはトップガンと呼ばれる。

かつてトップガンに在学中、伝説となる戦績を残した男がいた。彼の呼び名は「マーヴェリック」。

彼は自由奔放な天才が故に軍での居場所がなく、しょっちゅう赴任命令を出されては各所を転々としていた。

今回も超音速機のテストドライバーを務めていたが、必要以上にスピードを出しすぎて機体を破壊。

 

そんな彼に、トップガンで指導をするよう命令が出る。

それはほぼ不可能とも思える、世界を救うためのミッションを成功させるためにトップガンの卒業生から更に選ばれた超精鋭を鍛え上げるというもの。

しかし精鋭はくせ者揃い、おまけに在学中に命を落とした相棒グースの息子まで居る。

果たして彼は皆を鍛え上げ、ミッションを成功させられるのか?

 

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感想!これは友情努力勝利のバディ物語であり群像劇だ!

 

いやね、これが率直な感想です。

ただ意味が分からないと思うので、より細かく話をしていこうと思います。

 

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世代を跨ぐバディ物語

 

グースとルースターとマーヴェリック

 

前作で事故によりこの世を去ったグース。

彼には息子が居ました、名をルースター。前作でもちびっ子の姿で登場しています。

彼が成長し、トップガンの卒業生としてマーヴェリックと再開するのですが、そりゃ気まずい。

不可避の事故とは言え、マーヴェリックの操縦する飛行機に乗って死んだわけですから、恨み的な感情が整理できてないわけです。

それに加えて、士官学校へ進学するのを一度阻止しています。ルースターはそれを知ってるからなおさら恨んでる。

マーヴェリックからしても、どう接すればいいか分からないままになってしまっています。

溝も埋まらないですよねえ、お互い気まずいか恨んでるかなんだもの。

 

で、このルースターとマーヴェリックの関係がまず一つ、大きなバディものです。

僕は泣いた。何度も泣いた。

 

父親と同じ行動をするという話

 

マーヴェリックはルースターを助けるために撃ち落とされるんですけど、あれってお父さんと同じ子としてるんですよね。

マーヴェリックの父親の死因は前作で語られているのですが、仲間を助けるために戦って撃ち落とされているんです。その戦闘が国境を僅かに越えていたので、国家機密としてマーヴェリックには知らされていなかった。

で、でですよ。ここまでは実の親子の気質という話。

 

さて作中で、マーヴェリックはこんなことを言っています。

「オレは父親の代わりになろうと思った」

これが、最後の飛行機いじりのシーンで叶ったことは皆さん観たと思います。あそこも泣いちゃうよね。

でも、思い出してください。

ルースターも命令を無視してマーヴェリックを救いに行って撃ち落とされてるんです。

つまりこの行動、それを引き起こす気質がマーヴェリックからルースターに受け継がれた。この時点で実はもう親代わりポジションに実は居たんじゃないかなって思います。

「考えるな、行動しろ」という教えです。

 

そんなこんなで彼らがそれぞれの葛藤を乗り越えて一緒に戦うんですよ。

もちろん後部座席にルースター、前にマーヴェリックという配置で。

最後に

「命の恩人だ」

「父の替わりです」

なんて言われたらさあ!!!!泣くじゃん!!!!

もうあそこで号泣ですよ、涙が止まらんのよ。

 

もう一つのバディ物語

 

オレの中ではもう一つバディ物語と言える組み合わせがあって。

それが

「マーヴェリックとアイスマン」

「ルースターとハングマン」

です。ルースターとハングマンの関係はまさしく前作のマーヴェリックアイスマンですよね。

最後にハングマンが救出に現れるシーン、これ絶対来るだろと思ってましたがいざ来るとテンション上がっちゃうね!

ハングマンに関しては思うところがあるので軽めに止めておいて。

 

今作のもう一つ地味に泣けるポイントが、マーヴェリックがアイスマンと再会するシーンです。

 

前作において和解した二人ですが、そもそもアイスマンは途中から単純にマーヴェリックを心配していたんですよね。めっちゃ良い奴なんですよ。

アイスマンは順調に昇進し、司令官にまでなりました。一方でマーヴェリックは全然偉くなってない。この対比も良いんです。

アイスマンは、ルースターがいるからこそマーヴェリックを招聘しています。しかも事前に伝えずに。

彼はきっと見抜いていたんでしょう、ルースターが克服しなくてはいけない壁があること、それはマーヴェリックと邂逅しないと解決できないこと。

 

マーヴェリックもアイスマンの優秀さを痛いほど知っています。

だから率直に本心を晒してアイスマンに装弾します。

どうすれば良いか分からない、と。

アイスマンはPCを使った筆談で答えます。

実はこれ、アイスマンを演じたヴァル・キルマーが実際に咽頭ガンの手術を受けた結果声が出せなくなっているんです。

現在はAI技術によって、自分の声を利用して会話が出来るそうですが、自分自身から声が出せないという事実はそのまま映画内に引き継がれています。

そんな辛い状況にあるアイスマンはかたくなに仕事の話をしようとし、マーヴェリックを導きます。

最後には冗談まで飛ばして彼の背中を押すのです。熱すぎる。

かつての好敵手としていがみあう姿がハングマンルースターで描かれ、それを超えて戦友となった姿がマーヴェリックアイスマンで描かれる。

父と子、という世代を超えたバディものであり、若者と老兵というそれぞれの立場から観るバディものでもあるんですよ!!!!

 

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群像劇、成長物語

 

この映画はあくまで主人公はマーヴェリックです。

でもオレは群像劇だと思ってます。みんな成長していくんですよ。

 

ハングマンの挫折から再起の速さ

 

その中でも一番ぐっときたのがハングマンです。

正直に言いましょう、ハングマンが予備機に配属された時点で

「どっかで絶対助けに来る」

という予想は出来ました。このまま終わらせるわけがねえと。

ただハングマンの人としての強さが表れたのは、救世主として現れるシーンでは無いんです。

 

ハングマンは作戦チームの編成時に心が少し折れています。

ずっと浮かべていた薄ら笑いが、その瞬間に消えるんです。

でもそこから立ち直る強さを持っていた、そんな描写があります。

 

一つ目は、ルースターを送り出すシーン。

「ぶちかましてやれ!」

と憎きライバルだったはずのルースターを勇気付ける強さ。

 

二つ目は緊急出動を要請して却下されるシーン。

覚えてますか、ハングマンは訓練シーンで味方を見捨てるような男だったんです。

そんな彼が、自分が選ばれなかった作戦に出動する仲間を励まし、命を懸けて助けに行こうと自ら要請する。

この変化、たまらないじゃないですか。

 

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生涯現役宣言とも取れる

 

映画の展開としては、マーヴェリックが教官として教えてたけど

「オレが不可能じゃねえって事を見せたるんじゃ!」

って作戦シミュレーションを自分で合格して見せ、結果自分が出撃することになっちゃいます。

 

これがねー、クルーズの意思表示に見えちゃうのはオレだけじゃ無いはずなんですよ。

「オレは生涯現役だ、プレーヤーなんだ!」

とでも言いたげなね。

もちろんどこまで本心かは分かりませんよ、クルーズ飛ばさなきゃ続編として話にならないってことなのかもしれないしさ。

けどこれからミッション:インポッシブルの新作があったりとバリバリ働く姿がマーヴェリックと重なっちゃってねえ・・・

このおじさん、いつまでも無茶してて欲しいななんて思っちゃいました。

 

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当たり前だけど迫力が凄い

 

今回、バンバン戦闘機飛ばして撮影してるし実際に空中で爆破してるしクルーズはとんでもない訓練してるし、やっぱり迫力が凄いですね。

どこまでが実写でどこからがCGなのか全く分からないんですよ、俺には。

みんな良い体してるし、縁起も良いし、アクションに関する語彙力が全くないから上手く言えないけど、いいぞ。

観てて爽快、というハリウッドらしさは前回だったと思います。

で、なにより戦闘が早いけど分かりやすいってのが良かったです。

前作は早いんだけど何が起きてるか分からない事が多くて。

今作は作戦のブリーフィングCGが観てて分かりやすいし、事前にどんな脅威があるか想定している状態なので

「うわあああきたきたあああやべええ」

って感じです。いいね!!!

 

 

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細かめな感想

 

ではここからはより細かいポイント感想をつらつらと。

 

トム・クルーズ、若くね???

 

まず思ったのはこれ。

そもそもクルーズ自体が、スタントを使わずにアクションをこなすことで有名な俳優。

つまるところ、肉体的に調優秀な俳優なんです、それは知ってる。

けどさあ、もう59歳ですよ!?撮影時がちょっと前だとしても57歳とか。

なのに顔もあんまり老けてない、肌つやもいい、筋肉バキバキ。

若手俳優に負けず劣らずものすごい体をしています。かっこいいよお。

 

ルースターの成長は爆撃にも表れていた

 

ルースターはずっと強引さ、攻めの姿勢に欠けていました。

それは序盤から描写されていて、ハングマンに

「お前の後ろじゃ燃料切れだ」
「チャンスを待つだけで動き出せない」

なんて散々な言われようでしたからね。

でも作戦決行時、ピンポイント爆撃に欠かせないレーザーが故障したと聞いて

「待てない!爆撃する!」

と咄嗟に決断を下せるようになったのです。良い子だ。

もちろんその成長のきっかけになったのは作戦中にスピードアップに踏み切ったあのシーンですよ。

 

アメフトシーンのおかげで前作が救われた

 

前作のビーチバレーのシーン、もうみんな体を見せたいだけじゃねえか!ってちょっと笑っちゃったんですよ。

当時の空気感とかもあるとは思うんですが。

それが今作で、

「レクリエーションを通して結束力を固める」

という名目付きで伏線として回収することに成功しました、良かったね!

あそこでボブがみんなに担がれてるのがまたね、チームを象徴してて好きです。

 

作戦内容が良かった

 

作戦内容としては、核燃料プラントを稼働前に爆撃するというもの。

この作戦のルート設定が

「僕はこういう戦闘機の動きが撮りたい!」

という欲張りセットだったのが非常に良いですよね、大好きです。

左右にグワングワン傾ける谷間レースに背面降下に9Gかかる急上昇。幕の内弁当かよ。

 

友情、努力、勝利の物語

 

これねー、観てるときからずっと思ってたんです。

前作よりもジャンプ系っぽいというか、友情努力勝利なんだよなと。

そしたら今監督インタビューで、

「この映画は、競争(コンペティション)映画です。構成としては、どちらかというとスポーツ映画に近いですね。友情や奉仕についての物語なので、地政学のお話ではないんです。」

という言葉が見つかりました。当たってるぜ!

 

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前作観てたらニヤけるシーン

 

最後に、前作を観てたらニヤってしちゃう部分を気付いた分だけ集めてみました。

 

・冒頭の文字による説明→離陸シーンと流れるDanger Zone、これは全く同じ流れ。

・飲み屋で出会った相手が教官でした、というパターン。
 前作はマーヴェリックが生徒でチャーリーが教官、今回はマーヴェリックが教官側。

・F-14から脱出しようとしたシーン、悲劇が頭をよぎった人は俺だけじゃ無いよね?

・最後の胴体着陸時、管制塔に挨拶ぎみになってるところでニヤニヤ。

・またバイクで怒られそうなところを走ってる・・・

などなど、まだ気付いてないところも沢山あると思うので気付いたら随時追記します。

 

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劇場で観ろ!出来ればIMAXで観ろ!

 

今作は、クルーズが「テレビじゃ無く劇場で観て欲しい」って滅茶苦茶言ってます。

それは観て納得しました。迫力有るスクリーンで観るべきです。出来ればIMAXで。

戦闘機のエンジン音に、銃声に痺れて欲しい。そんな作品でした。

 

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追記、二回目も観てきました

 

なんと二回目も観ちゃったぜ!しかもMX4D!

そしたらグワングワン揺れながら号泣するおじさんになったのでこっちも読んでくれよな。

 

「トップガン マーヴェリック」二回目をMX4Dで観たら、グワングワン揺れながら号泣する男になった

 

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