7月に導入が始まりました、ゴーゴージャグラー3。
リリースの噂が出てからずいぶんと長いことかかったのもあって、割と初打ちできる機会を楽しみにしていました。で、ようやく実戦出来たのでそこら辺を書いていこうと思います。
この記事のカテゴリーを「稼働記録」にするか迷ったのですが、どちらかといえば実戦した印象や台についていろいろ書きたいので「パチンコ・パチスロレビュー」にしました。このカテゴリーをもっと書いていきたいという意思表明でもあります。
なので実戦データや記録とは別に、打っててどんなところが楽しいとかアツいとか、そういう楽しみ方の話も書いていきたいと思うので最後までお付き合いくださいませ。
またこの記事が面白かったら共有ボタンからツイートやはてブお願いします!
導入まで時間がかかったゴージャグ3
まずこの背景に触れておきたいなと思っています。実はリリースまでに相当時間がかかっているという。
最初の試験適合は2021年11月
まずもって最初に6号機版ゴージャグの試験適合というニュースが流れたのは、2021年の11月でした。6号機初期からゴージャグは噂だけずっとある中で、早い段階で一度試験適合してるんですよね。
2021年11月がどんな時期かというと、マイジャグラー5の導入直前辺り。
そう聞くとかなり早めだったことが分かるかと思います。
それまでにリリースされていた6号機ジャグラーは
アイム(20年12月)→ファンキー2(21年10月)→マイ5(21年12月)
という順番だったので、次に来るのはゴージャグだろうという予測だったわけです。
しかし実際には、2021年12月からしばらく期間をおき、ハッピージャグラーVⅢが2022年10月24日にリリースされることとなった。
一般的に試験適合から導入までは3ヶ月~半年といわれているため、世間的な予想としては2022年内にはゴージャグが来るという流れだったのだが急にハッピーが上がってきたような印象がある。
ゴージャグ3は2機種試験適合している
実はこの最初に適合したゴージャグは結局リリースされず、今回導入されたゴージャグは新たに試験適合させた新台となった。
21年に試験適合した機種は「Sゴーゴージャグラー3」。
そして2022年6月に試験適合し、今回導入されたのは「Sゴーゴージャグラー3KA」。
なので完全に新しい機種として、改めて試験を通していることが分かります。それだけスペック面で細部にこだわってるのか、稼働期間の関係で新たに通し直したのかはぶっちゃけ分かりません。
この適合試験に出す際の名前というのは「型式名」と呼ばれていて、世間で言われる機種名(販売名)とは違うことが多々あります。
例えば初代の「押忍!番長」は「デンセツノオトコD」という型式名だ、という有名な話が。
最近では、かけ離れた名前であることはほぼ無いですが、単語の末尾にアルファベットや数字が入っている事がほとんどです。今回でいえば『Sゴーゴージャグラー3「KA」』の部分。
これは、一度試験に落ちてしまったり今回のゴージャグのように再度別のスペックで取るといった場合に、全く同じ名前が使えないために付け加えたりアルファベットを変えたりしているという理由があります。
とはいえこのニュースによって、改めてゴージャグがリリースされるのかと確信した人は多かったと思います。
ゴージャグを楽しみにしていた理由
ということで焦らされたわけですが、私はゴージャグの導入が結構待ち遠しく感じていました。
理由①プレミアが好き
ゴージャグのポリシーとして「静か」というのがあると個人的に思っています。
ガコッて絶対に言わないし、ド派手なプレミアも全くない。ファンキーの対極に位置するかのような演出の数々がもう好きで好きで仕方が無い。
ある程度打ってないと気付けないようなプレミアが沢山あるんですよね。無音とか即点灯とかまさにそう。あとはモヤモヤ点灯も可愛いし、3秒フリーズは事態を認識した瞬間に「ドバッ」ではなく「ジワッ」と脳汁が出る感じ。たまらん!
ということで、どんなプレミアが追加されるのか楽しみで仕方が無かったです。
理由②レアチェリーを活かしたリール制御
ジャグラーには「ベルorピエロのこぼし確定目」というのが存在します。
左リール第一停止で7枠下とか、バー枠上とか。
ここは一般的なジャグラーシリーズだと、1/1024前後でしか成立しない「ベル」「ピエロ」を取りこぼしたときに出る出目です。つまるところガッカリ目。
なんですが5号機で言えば「ゴージャグ系」「ミラクル系」の2シリーズはこの出目から光るような制御になっています。なので灼熱、激アツ目になるのです。
これにはチェリー同時当選ボーナスの仕様が関わっているのですが、凄く簡単に言えば
- これらのシリーズは「どっちかのチェリーしか該当しないチェリー重複」がある
- そのため、違う方のチェリーを目押ししているとチェリーをこぼす
- その時にレア役こぼしと同じ制御をとりながらペカる
という作りになっています。しかもミラクル系はREGもありますがゴージャグ系はBIGが確定する!という嬉しい仕様。この制御が好きでたまらないんですよね、絶対にペカらない出目は少ない方が楽しいしアツくなれるし。
ということで、待ち望んだ初打ちをいざしてきたわけです。
打った台の条件
打つ以上は少しでも設定に期待できる台を、ということで俺なりに最善の台を選びました。
- 前日はB13R19、合算1/160
- 今週導入、初めての土日
- 角から並びで三台設置、その角台
- 前日一番やられてる(2000枚のマイナス)
ということでここに入らなかったらもう二度と高設定は入らないだろうなあという条件の台を打てました。正確に言うと、朝イチは取られてたんですが65Gぐらいですぐおじちゃんが辞めたのでほぼ朝イチから打てた、という状況でした。
ジャグラーを打つときは必須、それが勝ち勝ちくん!
このブログでは最新バージョンである「勝ち勝ちくんクリア」の紹介もしているぞ!
実戦結果・データ
結論から言うと快勝でした。
投資2000円の単独BIGから始まり、とにかくBIGの引きでなんとかしていく展開。
合算1/140前後ながらBR比2:1とかでボーナスを引き続けるからプラス域でひたすらもみもみ。それに加えてぶどうが超落ちてくれたのも助かりました。
最初の100個は驚愕の1/4.7。
ぶどう100個で4.7なんだけどこんなに回るの!?
— やまゆー@ゆかり王国FPS&新米新日本プロレス支部 (@slot_kachikachi) July 29, 2023
いろんなところで調べたら、設定6で1/6を切るかどうかという予想が大半だったため、ちょっと無視は出来ないんですよね。
その後も100個単位は1/5.5とかでずっと良いまま推移。
後半になって多少バケが付いてきたものの、設定的に56は厳しそうということでBIGの連チャンをきっかけに撤退。予想設定は中間です。
ということで、実戦データをどうぞ。
はい、上記のデータとなりました。
REGは確かに全然足りていない(設定1以下)なんですが、ブドウがずっと安定していたこととBIGが引けていたことでなんとか打ち続けられました。REGはほぼ全部単独REG。
なんだけどねえ、下に思えないんだよなあ打ってた感覚。これはもう数字じゃ無くて感覚と状況を踏まえた話なんだけども、下のゴージャグはもっとゴリゴリやられるイメージなんですよね。コイン持ち悪く、たまにBIGを引くだけで殺されていく、そんな感触なんですがそこまで絶望的では無かったので・・・
ということで、予想設定は3~4としておきます。で、BIGとブドウヒキ強、チェリーREGヒキ弱で美味しく勝てた、そんな予想です。
打感レビュー
ではここから打感のレビューを。ジャグラーはいつものジャグラー、で終わらないようごりっとレビューしていきます。
伝統、「コイン持ち悪いが良く当たる」は健在!
ゴージャグのスペックについて考えていくと、コンセプトとして
「ブドウが落ちずコイン持ちが悪い、その代わりボーナスが軽い」
というものがあります。分かりやすい比較をすると、ゴージャグ2とマイジャグ4、どちらも設定6は1/120というボーナス確率ですが機械割は106.5%と109.4%(どちらも北電子公表値)となんと3%も違う。
ブドウの具体的な確率は設定6比較で1/6.5と1/6.06とかだったかな。
その傾向は今回も健在のようで、各機種と比較してみると
機種名 | ブドウ確率(設定1~6) |
アイム | 1/6.02~1/5.78 |
ファンキー2 | 1/5.94~1/5.66 |
マイジャグ5 | 1/5.90~1/5.66 |
ゴージャグ3(予測) | 1/6.3~1/6.0 |
という予想です。
この予想は過去の例を見ると当たってそうだなと納得できるし、体感やっぱり他のジャグラーに比べるとコインの減りが早いのは分かるという感想です。
でもその特性が、ゴージャグにとっては絶対に欠かせない要素なので安心。
新しいプレミアが脳汁を出させる!
個人的に今回ゴージャグを狙うに当たって、事前情報は小役確率程度しか調べず。
なぜかと言えば、プレミアを知らずに打った方が楽しいから!
見たかったのは、
- 即点灯
- 3秒フリーズ
- もわもわ点灯
この3つだったのですが、即点灯と3秒フリーズはしっかり見れたので良かったです。
もわもわは次回打つときに見たいなあ。。。
ほんで、打ってるときにこんなことがあったんですよ。
なんか左リールが変な止まり方(0.2コマぐらい上に止まってから0.2コマだけ滑る)したんだけどこれプレミア、かつレアチェリーこぼしだったりします、、、?そんなプレミアあるのかな、でも絶対変な止まりかたしたんだよな pic.twitter.com/CEhoamsWPa
— やまゆー@ゆかり王国FPS&新米新日本プロレス支部 (@slot_kachikachi) July 29, 2023
正確に言えば、最後の0.2コマぐらいスローになってから止まった?みたいな。
で、調べたらこれ新しいプレミア演出である【スローストップ】だそうです、合ってた!
この演出、かなり脳汁に来ます。
そもそも俺が違和感系の演出が好きというのもあるんですが、事態を飲み込むまでに0.5秒ぐらいかかるんですよね。ん??なんだ今の止まり方・・・?って。
で、存在を知らないから頭の上にはてなを浮かべながらリールを止めるんだけど。
このツイートの出目、さっきも言ったように小役揃わなければBIGなんですよね。だから二重にじわーっと脳汁がにじんできて最高の気分になれました。良い演出だと思います。
他にもプレミアは新規追加されているそうですが、あえて俺は情報収集せずに打つのを楽しみにしようと思います。プレミアってそういうもんだろ!という哲学もあり。
レア役こぼし目から光るのはやっぱりいい
これをジャグラーに求めるなよ!と言われるかもしれませんが、それでもやっぱりアツくなれる出目があるのは良いことだと思います。絶対そう。
ジャグラーの魅力は、毎ゲーム同じ期待値でレバーを叩いて第三停止を離すことです。
と考えたときに、絶対にペカらない出目があるというのは個人的に寂しいんですよね。
常に毎ゲームちょっとだけ期待しながら打つ、そういった意味で死に目を激アツ目に変えてくれるこの制御は本当に素晴らしいと思っています。大絶賛。だし、いつかミラクルシリーズも6号機に出てくれないかな、なんて思っちゃいます。
これはもう一枚取ってた枠上バーからのペカり。
光り方が今まで以上に優しく感じる
これは比較していないので実際に今までよりも豆電球っぽさが出たのか、6号機ジャグラーの光り方が派手になったからそう感じるのかは分かりません。アイムとかね、下の「CHANCE」まで光るしね。
だけど、やっぱこの光り方はゴージャグの良さだと思ってます。付き方もペカッではなく「ホワッ」という感じ。だからこそ脳汁もじわっと染み出るような感覚になるし、他のジャグラーでは代用できないですよね。光るタイミングが後告知限定というのも個人的に好みです。
下が甘く、上は強すぎないから甘めに使われる?
ゴージャグ3、現行ジャグラーシリーズの中ではもっとも設定1の機械割が甘い数字となっています。つまり下を打ってもある程度遊べる。その分高設定の割は低めです。特に6号機ジャグラーはハイスペックジャグラーとも呼ばれるマイジャグとファンキーがリリースされているので上を打つ美味しさはない、と思うかもしれません。
でもというか、だからこそハイスペジャグラーよりも甘めに運用されたり高設定が入る頻度は上がる店舗も充分に有ると思っています。
これが通用する理由を、元パチンコ店員としてガチで解説。
データの見栄えが良い、それがゴージャグの運用法
1/120で当たっているゴージャグとマイジャグ、お店として明らかに損をするのはマイジャグの方です。なぜならブドウの確率が違うから。ということは、同じ分母でジャグラー強いアピールをするならゴージャグの方がお得なんです。
そしてジャグラーのメイン客層はライトユーザー。シリーズ毎のスペック差を知っている人は決して多くない。だから1/120のゴージャグを見たらすげえ!って思ってくれる。
ということで、マイナスになる機械割を抑えつつ高設定アピールがしやすい機種No.1がゴージャグなんです。これは3年近くパチ屋で働いていたから分かります。見栄えがよくなりやすい。
マイジャグやファンキーでは56といった高設定が望めないようなホールでも、ゴージャグなら可能性がある。そんなケースは結構多いと思っています。しかも設定狙いを外しても下が甘いからチャレンジしやすい。そういった視点では狙う価値のある機種です。
判別はトップクラスに難しいと思う
ただ判別はマジで難しいでしょうね。
ボーナス確率の差も小さく、ブドウも荒れがち。
なのでゴージャグの設定狙いはどちらかというと
「打ってれば出る」
というスタンスで臨むしか無いと思ってます。どれが重要とかあんまりない。全部重要じゃない、みたいな。個人的な感想ですがファンキーより難しい。マジで見当付かない。
完全正統派進化、安心スペックを遊ぼう
遊び打ちしても甘く、設定狙いも機会はハイスペジャグラーより増える。
演出は正統進化を遂げ、プレミアに心を躍らせる。
検定を2回通すほどに作り込まれたゴーゴージャグラー3は安心のクオリティでした。そもそもジャグラーに求められるのは変化ではない、というのを改めて思い知らされる。
ということで、遊びでも特定日でも、是非打ってみてください。
コメント