設定のない店が生き残るのは客にも責任がある【元パチ屋店員雑談】

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今日はスロ雑記をつらつらと書きます。最近こういうの書いてなかったんだけど書きたいことが出来たので、コラムを気取ってちょっと語ります。興味がある人は読んでくれ、で面白かったら色んな人にこの記事を広めて欲しい。

今日のテーマは「設定のないお店」です。

なんでこのテーマで書くかって?それは俺が元々そういうお店で働いていたからだ!!

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そもそもパチンコ屋は増えすぎた

これは大前提となるお話。

6号機への入れ替え+コロナウィルスの打撃で一気に中小店舗が潰れた、ということがありました。

パチンコ店、コロナ禍で閉店率急増 客足落ち、新規則機移行を断念(財形新聞)

ですが、個人的にはそもそもこの閉店ラッシュが起きるまでパチンコ屋が増えすぎたのでは無いか、と考えています。これはデータというより体感が強いんですが。

なぜそう思うか。

「なんでこのホールこの客付きで潰れないの?」

って思うようなお店が多すぎるからです。

皆さんの周りにも有りませんか?稼働率が明らかに20%ぐらいしかない、4/5ぐらい空き台。店員もすんごい暇そうにしてるけど常連の人たちだけのっそりジャグラーを回してるようなお店。

こういうお店、たぶん多すぎたんですよね。

もともとこの話は業界全体、もっというと金融関係だっけな、いろんなところから言われてたらしく。特にコロナが流行る前からも遊戯人口が衰退する中で店舗数が絶対的に適正を超えているんじゃないかなんて話は結構ほうぼうであったらしいんですよね。

ただその理由が現場で働いてて見えてきたし、店員をやめて純粋に遊ぶ側になって思うことも増えたので書きたくなった、というのが今キーボードを叩いている理由です。

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設定皆無店舗は客にも責任がある

私が今回声を大にして言いたいのはここです。

「なんじゃこのぼったくり店!」って言いながら負けてる人。多いです。

こういうパチンコスロット系のブログを読むような情報リテラシーのある人だったり情報収集が出来る人だったらこんなこと言う人はかなり少ないんですが、世間には思ってる100倍ぐらい居ます。

これはたぶん地域差も激しくて。

分かりやすくジャグラーの島で言えば、みんなカチカチ君持って推測してる地域とチェリー狙い、ペカ時のブドウ抜きしてる人すら1割居ないような地域もあるわけです。

そういう人たちが、設定皆無のお店を生存させていると言っても過言ではない、と思っております。

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「絶対悪」ではないという意見も持っている

でもそれが悪いわけでは無いんです。

人によってパチンコ屋に求める役割が違うから、ですね。

詳しくはこちらの記事で書いておりますが、簡潔にまとめると

「みんながみんな勝つためにパチ屋へ行くわけではないのだ」

というお話になっております。居心地を求めたり癒やしや接客を求めたり、人によって満足度の基準が変わるんだぜ、ということですね。

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客が設定のないパチ屋へ行くことのデメリット

じゃあ店が多いとどんなデメリットがあるのか、というところ。

①設定が入ってない店が生き残ってしまう

もう正直一番はこれに尽きます。

ギリギリで成り立っているお店が、設定なんか入れられるわけないじゃないですか。

これはパチ屋で働いているときのネットワークで聞いた話ですが、月一のジャグラー強調日に

「アイム10台に4を2台も入れたぞ」

なんて話が結構あったりするんです。すごくないですかマジで。

アイムの4なんて、チェリー狙いしても101%ちょいぐらいしかないんですよ。でもそれで大盤振る舞い、みたいな店舗が実際にあるんです。

つまりこういうお店に行く常連さんは、常に期待値がマイナスの台しか打てないわけですよ。パチンコの釘だって当然とんでもなく絞られているわけで。

自転車操業のお店というだけでもうどうしようもない、設定や釘が最悪でも人はちょっとだけ来るから存続はする、という地獄のような光景が思っている以上にあふれている、それが現実です。

②店の努力が小さくなっていく

端的に言ってしまうと、お店というのは必ずしも拡大・成長したいとは考えていないんです。

税金対策で立ててるから赤字でも小さい赤字ならいいや、っていうチェーン店があったり、生存出来ればいいから現状維持のみを目指して集客や状況改善を怠ったり、とにかく「今経営が回ってるなら維持」になることは結構ありまして。

で、そうなると段々特定日の設定も下がっちゃったりするわけです。

なぜか。

最初にテストをするんですよ。今までの特定日に入れてた設定からちょっと下げてみて。そこで、総回転数や稼働率が落ちなければ、じゃあこれでもいいかって少しずつ粗利を確保出来る設定になっちゃう。これが設定を下げたら稼働も素直に下がる、という客層であれば「ちゃんと設定を入れないとまずい!」と考えてくれるんですけどね。

③設定を入れている店が報われない

これはここまでの話を逆に言うだけ、みたいな部分もあるんですが。

せっかくちゃんと設定を入れているお店があって、かたや低設定しかないお店があって。でもその両者に稼働差が全然無かったらどうでしょう。設定入れてる意味が無い、と捉えて粗利を確保するために同じような設定にしちゃおう、と考えてもおかしくありません。

④高設定を打つ機会がないから面白くない

パチスロは当たり前ですが、低設定より高設定の方が面白いです。ごく一部の台を除いて。こらそこ、リゼロは下の方が熱くなれるだろとか言わない。

だから本当はどんな台でも高設定の可能性があって欲しいし、せめて設定3でいいから打ちたいわけです。低設定じゃ無ければ面白い、なんて台は意外と少なくないんじゃ無いかと。

その可能性が無い店舗に行って誰が幸せになるんでしょうか。努力してない店側だけじゃないか、と俺は思っちゃうんですよね。

もっとパチンコスロットを楽しむためにも、店選びはちゃんとするべきだと思うんです。

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みんなが設定のある店へいくとどうなるか

さて、ここからはちょっと理想の世界をイメージしてみましょう。

ちゃんと平常営業から設定を使っている、バラエティコーナーでも時々高設定がある。特定日はなおさら熱い。

そんなホールにちゃんと人が集まる世界。逆に先ほど書いたようなぼった店がガラガラになる世界。

どんな変化が起こるのかを簡単に予想してみましょう。

①ぼった店が潰れる

まず真っ先に起こるのは、ぼった店の閉店でしょう。

みんながちゃんとちょっとでも設定のあるお店を目指し始めると、明らかに行く価値のない店舗というのが発生します。そういった店舗は経営が回らず閉店になる。

結果として、日本全国で店舗数の減少が起き、適正店舗数に近付いていく。これは業界の衰退では無く、正しい生存競争として起こるべき事象なんじゃないかなと。

②設定のある店が繁盛し、利益が膨らむ

そして対比するかのように、設定を使っていると評判のある店舗は今までよりも稼働率が上がります。当然利益も大きくなるでしょう、俺はそうなってほしい。

だってちゃんと設定を使ってるんです、であればそれは集客という形で正しく報われて欲しいじゃないですか。そうして設定があるらしいぞというのが人の多さだったり稼働の良さだったりで評判になって、更に人を呼ぶ、それが努力の報われ方としては最高だと思うんですよね。

③設定を入れている店同士で対抗、更に設定が入る

となってくると、ここからは店同士の努力対決になります。どうやって設定を入れるか、どうやって稼働を上げるか。

かつて青森に住んでた頃、結構設定状況の良い地域を教えてもらってたんです。マイジャグが特定日は1/2で4以上、みたいなお店があったり通常営業でも番長3に設定5が確認されてたり、毎日リゼロに1台は456があったり。話題に出てる機種の時点でだいぶ前だというのは察してもらえるかと思います。

その地域で聞いたのが「今日はA店の特定日なんだけど、B店も対抗で結構熱いから候補に入るよ」という話。なんて理想的な競争なんでしょうか。

こういう競争が増える、というのが理想の未来なんじゃね?と当時からちょっと思ってましたよええ。

④どこも設定がちゃんと入り、ユーザーがより楽しめる

ここまで来れば、今までとは全然違う状況になります。

バラエティでも時々高設定が打てる、ジャグラーをふらっと打ちに行ってもチャンスがある、ディスクアップや新ハナビでも設定1以外が結構打てる、そんな状況になってくるわけです。

当然ユーザーは今までよりも楽しく打てるし、人にも勧めやすいはずです。遊技人口の拡大にも繋がるし、ユーザーがより長く遊べるのだからファンだって増える。

これが正しく業界が盛り上がる図なのではないか、そう思っています。というか信じてます。

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過疎店にも役割があるのもまた事実

とはいえ、急に手のひらをひっくり返すようですが、過疎店にも役割があったりします。

例えば遠くまで出かけられないお年寄りのオアシスになっていたり。

設定よりも人が少なくて好きな台を打てるのが良いとか、人が少ないからのんびり出来るという居心地を重視したりとか。設定がある店を知っていながらあえて過疎店を選ぶ、あるいは過疎店しか選択肢がない、なんて人も絶対にいる。なので全部が全部無駄だとは思っていません。

ただ、多すぎるんです。だから多少の淘汰は必要だろう、というのが私の意見でございます。

私が働いていたパチ屋は、自転車で10分圏内に3店舗もあり、全部大して設定が望めない厳しいお店ばかり、そんな状況でした。だったら2つ潰れて1つに設定入ってた方がユーザーとしては良いじゃん、と思ったのがこの記事で書く理屈を考えるようになったきっかけかも知れません。

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パチンコ業界は欲をかきすぎた

これもこれだけで記事1本書きたいぐらいなんですが、どう考えてもこの業界は強欲になりすぎました。

メーカーは抱き合わせなんてクソみたいな販売方法で台を無理矢理売りつけたり、ユーザーが全然望んでない台への装飾を加速させ無駄に機械代を上げたり。

ホールはホールで無茶な店舗数まで増加させた結果、適正店舗数を大幅に超えぼった店まみれに。

やり過ぎたんじゃ無いかと思います。いや5号機後期からしか遊んでない私が偉そうに言える話しでは無いんですが、業界の移り変わりを勉強して思いました。持続させるために全部考え直すべきなんじゃ無いかと。

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ユーザーが出来ること

そしてそれをユーザーが主導出来るとしたら、まずはちゃんと設定が望めるホールで遊ぶ、というのをみんなが実行することなんじゃないかと。これは主張なんです。

「ちゃんと設定を使わないホールに俺たちは行かないぞ」

という主張をするのが、この業界をもう一度盛り上げるために出来ることなんじゃないかと。

しかも今なんてSNSで色んな情報が飛び交うわけで、良いも悪いもホールの評判は歴史上最も早く拡散されるはずなんです。

だからユーザーが

「この店はこんなキツい状況だからしばらくいかない!」

「このホールは結構強い!楽しい!」

と情報を拡散するだけでも、ちょっとずつ理想の世界に近付けるはずなんじゃないかと。

とはいえ美味しいホールを明かすのは俺だって抵抗があります。なので別に状況が良いホールを拡散するのはしないかなと。ただ、このホールには行くな!やばい!みたいなのは共有されると面白いんじゃないかなあなんて思います。

もちろんちゃんと設定を探して情報収集している人はここら辺を超活用していると思うんですが、それがライトユーザーにも広まってくると良いよねえなんて。

勝ち負けを気にしない、としても負け方ってあるじゃないですか。こぜ1を毎回打って負けるのか、時々中間設定とか楽しく打てるけどトータルで見ると負けてるのか。そこには金額以上に満足度で大きな差があるんじゃ無いかと思うわけです。

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みんなでお店をちゃんと選ぼう!

なので皆さんに伝えたいことはただ一つ。

「ちょっとでも可能性あるお店をちゃんと選ぼう!」

ということです。収支も楽しさも改善される上、中長期的に見れば業界のためにもなる。ちょっと頑張るだけで、色んな事が良い方向に変わるはずなんです。

なので頑張りましょう。それがきっと5年後の状況を変える第一歩です。

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