皆本気で勝とうとしてない、だから努力で勝てる【パチ・スロ雑談】

ちょっと挑戦的なタイトルにしてみましたが、盛ってないです、事実です。

ということで今回はそんなお話をしてみようと思います。タイトルはちょっと強めな言い方をしましたが、中身はもっと砕けた話で、

「パチンコスロットで収支プラスを目指すのはそこまで大変ではない」

というところを書いていければと思っているだけなのであしからず。

※このブログを読んでくれる方々は、ある程度情報リテラシーが高いというか、「パチ・スロで勝つためには何をすれば良いか」を知っている、という前提で書いております。
 まあネットでこんな読み物を読んでくれる人と言うことは、それなりに知識があるんじゃないか、という想定です。ご了承くださいませ。
 
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喫煙所でよく聞く「勝てない・出さない」

筆者は何度かこのブログでも明記していますが、元パチンコ屋の店員です。だいたい3年ぐらいホール業務をしていました。

それも大型店では無く、ちょっと田舎の中小店舗。全部で250台設置ぐらいのお店です。

稼働率もそれほど高くなく、平日で30~40%、土日で70%いけばだいぶ良い方だったかな。なので店内の空気としてはまったりとした、店員と常連さんがよく話しをしている、そんなホールをイメージしていただければ大体合ってると思います。

そんなホールで働いていると、やっぱりお客さんの層というのもライト層が多いんですよね。勝ち勝ち君使っている人が居たら超珍しい、みたいな。

で、自分で打つときはある程度設定が望めるお店に行ってノーマルタイプをこすったり、100%越えの機種でちょっとずつ勝てたら良いな、という感じで打っていました。それは今も大して変わらないスタンスで打っているのだけども。

ということで、自分が打ち手なら滅多に行かないようなキツいお店の状況も、評判が悪くない強めのお店もどっちも知っている、というところです。

なのでどんな人が勝っててどんな人が負けるのか、というのを比較的リアルに近い距離で、時には常連さんの愚痴なんかも聞いて学んでいきました。

そこで知ったのは、「勝とうとしている人は思っているよりはるかに少ないのだ」ということ。

実際よく言われるんですよ、お客さんに。

「ホントにこの店は出さないよね!!!クソが!!」とか。

「遠隔なんじゃないのか!!」ってぶち切れて店長召喚させたりとか。ちなみにこの店長召喚させた人が打っていたのは、まさかの5スロディスクアップです。BIGが1/400ぐらいしか引けないなんて有り得ない!!とバチバチにキレていたことを超覚えています。

ちなみにもう一個学んだことがあって、

「みんな口では勝ちたいって言うんだな」

ということです。

ごく稀に、「いやー負けたけど熱くなれたよー!」という神様みたいなお客様もいますが・・・

 
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本当に勝とうとしている人は誰もいない

ただここからが大事というか、認識しなきゃいけないところで。

こういうことを言うお客様の大半が、「どうすれば勝ちに近付けるか」を全く知らない、そして知ろうともしない、もっと言っちゃうと教えても実行しないんです。

例えばジャグラーを打っているとき。
良い合算でREGが走ってるジャグラーが空き台になったとき、大抵の人は見に行きます、で座るかを検討します。なぜか?その台の設定が良い可能性が高いから、ですよね。

もちろんお店の設定状況を知り尽くしていて、「このお店には設定がない、良さそうに見えても誤爆だ」と認識していて座らない、という可能性はあるかもしれません。でもそんな人、そもそもジャグラーをその店で打たないんじゃね?ってなるので一旦除外で。

こういうときにさっさと移動する人と、データだけ眺めながら絶対に打たない人、どっちが勝とうと行動に移しているかは明確です。でもそれをやらない、やろうともしない人が沢山いる。

常連のお客様に「すげー上っぽいの空いちゃいましたねえ」って言っても、ふーんって言いながら合算1/170みたいなジャグラーをぶん回し続ける、そんな光景に何度も出会いました。
「この店は出さないね!」ってぶち切れてる人です。そんなキレ方してるのに、設定が見た目で上っぽい台が空いても全く座ろうとしないんです。

文句を言いたいだけ、ラッキーで勝ちたいだけ、というのがこういった事象から分かるかと思います。みんな口では勝ちたいって言うけど、それをどこまでやってますか、どこまで勉強してますか、目押しの練習とかクギ見る練習してますか、と言われるとめっちゃ少ないんです。

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勝とうとする努力には上限がない

とはいえ私もこのような人たちと実はそこまで変わらないんじゃ無いかと思います。

しっかり設定をツモれている人は、過去のデータをしっかり洗って法則や癖を見付けて狙い台を絞る、こんな作業を当たり前にやっていますが私には継続することが出来ませんでした。

せいぜいジャグを打てる店、打てない店、店毎に打てる機種打てない機種で分類して履歴打ちする、それぐらいまでしか努力をしてこなかった。目押しに関してはだいぶ練習したおかげで技術介入機に抵抗なく座れるようにはなりましたが・・・

こういった努力は多分上限が無くて、それをひたすらこなし続けると普通に働いていても年間収支で100万を達成出来たり、もっというと専業になれるんだろうなって思います。
だから、自分が努力してる側だ!と奢るつもりは全くないです。ないけど、でもみんなが思っている以上にライト層というのはライトなのだ、ということは知っておいて良いんじゃないかと。

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あちこちオードリーで聞いた名言

ここからちょっとだけ話は変わって、私の好きな「あちこちオードリー」という番組があります。


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この番組の中で、若林さんが憧れている芸人を呼ぶ、という回があります。

そこで呼ばれたのは、ギャンブル中毒と呼ばれる芸人、相席スタート山添さん、ピン芸人の岡野さん、ザ・マミィの酒井さんという超豪華ギャンブルメンバー。
なんでも若林さんは山添さんに憧れてパチンコを打つようになったと。その話の流れで

山添「2万負けたけど2万でここまで熱くなれた、ありがとうですよ!」
岡野「当たる瞬間が楽しいんじゃ無い、激アツリーチのかかった瞬間が熱い。勝敗は二の次」

という名言を残しました。これ、めっちゃ痺れたんですよ。

みんながみんな本気で勝ちたいわけじゃ無い

ぶっちゃけ努力をすれば、中長期的に勝つのは実はそこまで難しくないと思います。

ただそこには、

  • 台の好き嫌いで選べることがほぼ無い
  • 機種知識の勉強、目押しの練習等インプットが必要
  • お店のデータチェック、推測など

という「明確な労力」が有るわけです、だからライト層の本心は

「好きな台を好きなように打って勝ちたい!」

というものだと思ってます。これ勘違いしないで欲しいのが、それが一番ギャンブルとして正しいし楽しい形じゃないかなとずっと思っています。実際私のような打ち方をすると、ポイントポイントで熱くなれる瞬間はあっても熱いギャンブル自体をしている実感が全くないですし。

こういうのは、純度の高いギャンブルチックな打ち方をしている人の動画を見るとより実感しますね。クズパチとか、ヤルヲさんとか。

ヤルヲさんのこれ、もう8年も前になるのか・・・

そんなことを言う俺だって、ちゃんとデータ取って設定を狙えばツモれるかもしれないけどディスクアップでいいやって打ってたのも努力不足だし、実際にデータ収集やってみたこともあるけど数日で心折れました。無理。

なので勝つための努力はするしない、ではなくグラデーションだと思うんですよね。勝ちたい寄りのエンジョイ勢も居れば、勝てるなら割を下げても好きな台、というエンジョイ寄りの勝ちたい人も居る。

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勝つだけならそこまで難しくない現代

そんなことを考えた上で、年間収支トータルをプラスに持って行くのはそんなに難しいことでは無いと思います。

ちゃんと目押しの練習して、設定1でも100%を超える機種を中心に遊んでいれば全然現実的。

その中でジャグハナの履歴打ちをしたり、期待値ある台が落ちてたりしたら拾うだけでいい、理論上はそうなんです。もちろん現実的には下振れが大きくて年間マイナスもあり得ます。ディスクなんかだとよく聞きます、ハナビバーサスサンダーぐらいの合算だともうちょい荒れにくいかも知れませんがどうなんでしょう。

少なくとも「年間期待値」でプラスを積むことは簡単なわけです。でも世界には年間トータルで負けている人がたくさんいる。だからちょっと努力するだけでも充分お小遣いぐらいなら勝てるようになってるんです。

これがもっと市場規模がデカくて勝ちやすかったのが、いわゆる4号機時代なんじゃないか、と想像しています。

手入れでコインを入れれば設定判別出来る、けどやる人もやらない人も居る。そんな人達でも勝ったり負けたり出来るように設定配分がされているから、目押しがしっかり出来る人は労無く勝てる。そういう時代だったんだろうなと。

その頃から比べたら渋くなったとは言われますが、それでもだいたいのお店には100%越えの台が置いてある。それだけでもありがてえことだと個人的には思っています。しかも面白いしね。

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パチ屋に求めるものは人それぞれ

例えば俺がX(旧Twitter)でフォローさせて頂いている人の多くは、勝つことと楽しむことを上手く分けたり両立させたりしてます。趣味打ちで負けが込んだら甘い機種で取り返しにいったり、あるいはコツコツ勝ちを重ねて趣味打ち勝負してトントンだったり。

俺なんかはギャンブルと真逆に近い、「コツコツ目押ししてコツコツ勝ちを重ねる」という作業に楽しみを見出したりしてます。そのスタイルと「ノーマルタイプ好き」という台の好みが一致したのが幸せな超少数派だと思ってはいますが、楽しくてお小遣いも貰えるなら良い趣味じゃないかと勝手に思ってるし、嫁もそう言ってくれてて有りがたいです。

で、前述したようなとにかく勝負がしたい、楽しい台を打ちたい!なんて人も居るわけで千差万別です。

こういう多様性があるからパチンコスロットは面白いし、努力次第で勝ちを目指せるし、楽しむことに全振りだって出来る。それが良いところだと思ってます。そして全員平等に「客」なんですよね。

だから養分養分とライト層を見下す人は嫌いだし、勝ちにこだわる人を揶揄する人も嫌い。もっと自分の楽しみに全力になれよ!と思ってしまいます。良いじゃん好きなように打てば・・・

と思うんですよ、みんながみんな自分なりの付き合い方をして、勝とうと思う人も楽しむ人もやけくその人も、全て確率の前には平等、それがパチンコ屋という場所だと思ってます。

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だからこそ頑張れば勝てる

ただ、今勝ててない人が思っているよりも勝とうとしている人は少なく、だからこそ勝つための努力はそこまで大変なものでは無いんじゃないかな?と思います。

少なくとも俺はそう思いました。もちろん必要なことは結構あります。

目押し出来れば100%越え!という機種がちゃんと結果としてまとまるにはそれ相応の打ち込みが必要です。それを乗り越える胆力だとか。

好きな台よりも勝ちやすい台、勝ちたい台を打つ自制心、だとか。

あるいは近くのお店に行くんじゃ無くて状況の良い店まで足を伸ばすコスト、だとか。

でもそれらをちょっとずつ出来るようになるだけで、全然違う結果が出ると思います。この努力には上限がないのでそれを突き詰めた人達が、いわゆるパチンコスロット生活者の人達になるわけですね。

僕はそこまでの苦労は出来ないし、データ収集の設定狙いも無理。だけどノーマルタイプが大体好きだから甘い機種をこすってちょっと勝つ。そんなスタイルに落ち着きました。

自分が偉いなんて思ってないし、むしろAT平打ち全力勝負出来る人のことを尊敬してます、それが出来る経済状況になるのが夢ですらあるぐらいですから。

けど勝ちたいな、って思った人がもしこの記事にたどりついたら、ちょっとだけ頑張ってみて欲しいなと思います。

努力が結果で報われる趣味、案外楽しいのよ。